たくさんお見えになっていると思うのだが。
もうダメだ。
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昼間は暑くてもうダメだ。
夜や夜明けはどうでしょうか。
一燈熒然万籟無声、此吾人初入宴寂時也。
一燈熒然として万籟声無きは、これ吾人の初めて宴寂（えんせき）に入るの時なり。
「宴」は「安」と同じ。
（夜寝る前、自分の枕もとに）たった一つだけ灯火があるが、音を立てるものもなくなった―――このとき、わたしどもは、やっと安らかで静かな時間に入ることができたのだ。
暁夢初醒群動未起、此吾人初出混沌処也。
暁夢初めて醒めて群動いまだ起こらざるは、これ吾人の初めて混沌を出づるの処なり。
夜明けの夢から醒めたが、まだいろんなものが眠りから起きていない―――このとき、わたしどもが、やっと混迷の闇から出てくることができたのだ。
もう一回眠ってしまいたいところですが、
乗此而一念廻光、炯然返照、始知耳目口鼻皆桎梏、而情欲嗜好悉機械矣。
これに乗じて一念光を廻らせ、炯然として返し照らさば、始めて知らん、耳目口鼻はみな桎梏にして、情欲嗜好は悉く機械なることを。
上記のような二つの時にうまく乗っかって、ちらっと光を回して、きらきらと（自分の内面を）照らし出せば、あっと気づくことであろう。
耳・目・口・鼻はみんな外界の要らん情報をもたらす手かせ足かせであり、人情や欲望や好ききらいなどはすべておのれを嵌め込むからくりワナであることに。
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「菜根譚」前集より。しかしこの数日は、夜も暑くてもうダメ。その上に、明日はお盆の最終日だというのに出勤して精神的にキツイしごとが。もうほんとにダメだ。何にもやる気なくなったんで、明日からしばらく更新拒否します。