平成27年5月17日(日)  目次へ  前回に戻る

おいらは旅人ニャ。海の青、空の青にも染まずただようニャ。

今日は関東圏内某所にいました。暑かった。大阪では住民投票があったそうです。・・・が、また明日は月曜日。もう月曜日来なくてもいいのに・・・。

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汴水東流無限春、 汴水東に流る、無限の春、

隋家宮闕已成塵。 隋家の宮闕、すでに塵と成る。

「汴水」(べんすい)は河南から淮水にかけて隋の煬帝が開いた運河で、煬帝は河畔の道に千三百里(600キロぐらい)にわたって柳を植え、四十の離宮を設けた。離宮は隋末の混乱期にすべて荒廃して失せたが、運河と側道は遺り、この河畔の道を「隋堤」と呼んだという。なおこの「無限」は、「時間的に限られていない」。文脈的には「むかしも今も変わらない・・・」というような意味の形容詞でっちゅ。

汴水は東に向かって流れている。過去とかわらぬ春の季節に。

隋朝時代の離宮は、今はすべて塵になって失せてしまっているけれど。

行人莫上長堤望、 行人(こうじん)、長堤に上りて望むことなかれ、

風起楊花愁殺人。 風、楊花を起こして人を愁殺せん。

旅ゆくひとよ、長く続く「隋堤」の上から遠くまで見晴るかしてはいけない。

風が「隋堤」に植えられた楊の花(柳絮)を散らせて、ひとをあまりに悲しくさせる(晩春の季節だ)から。

晩春には柳の絮(わた)のような花が風に吹かれて散らばっていく。もう春は終わりなのですなあ・・・。(なお、「楊花が散る」のは「楊姓であった隋王朝が滅んだ」ことも喩えているらしい)

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「唐詩選」巻八所収、李益「汴河曲」(汴河のうた)。

暑くて、春も終わってもう夏になった。おいらの人生もそろそろ次の段階に入りつつあるような気がする(←職業生活行き詰まってきているからね)。今週末には人生の方向決まっているのではなかろうか・・・。

 

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