平成29年8月22日(火)  目次へ  前回に戻る

みーんみーん、じじじじ・・・・。

と、おいらみんみんまるが木の幹につかまって鳴いておりましたところ、「ぽい」と誰かに捕まりまして、ここに連れてこられました。

そして、

「肝冷斎一族が滅亡したので、おまえが代わりに更新するのだ」

と言われてしまったのです。

「あ、あの、おいら、セミなんですけど・・・」

と反対したのですが、聞く耳持たないらしく、

「いいからシゴトしろ」

と言われたのでみんみん(泣)。

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セミはあまり長く生きないのに、こんな更新で大切な時間を費やしてしまうことになるはなあ。

・・・と思いましたが、そんなことは考えていてはいけないんです。

君不見、       君見ずや、

三界之中紛擾擾、 三界の中、紛擾擾、

只為無明不了絶。 ただ無明を為して了絶せず。

 みなさん、ご覧ください。

 われら生命体の輪廻する宇宙の内部は、混乱して無茶苦茶ですが、

 ただ「おろかさ」だけは途絶えることが無いのです。

「三界」は色界、欲界、無欲界の三界で、この中をみなさんニンゲンも、おいらたちムシも、輪廻しているんです。われわれが今回の生で来ているこのあたりは、三界のうち、物質存在から成る「色界」ですね、みんみん。

さあ、もしもこの世界の中で、

一念不生心澄然、 一念生ぜずんば、心澄然として、

無去無来不生滅。 去る無く来る無く生滅せざらん。

 心の中に何の思いも抱かないようにできれば、心は澄み切って、

 どこに行くこともなくどこから来ることもなく、生まれたり死んだりすることもなくなるよ。

「古尊宿語録」巻一馬祖大師のコトバあり、

一念妄想、即是三界生死根本、但除一念、即除生死根本、即得法王無上珍宝。

一念の妄想あらば、すなわちこれ三界の生死根本なり、ただ一念を除かばすなわち生死根本を除き、すなわち法王無上の珍宝を得ん。

「ふ、と何か要らんことを考えたりすると、それこそが三界をめぐる輪廻生死の根っこになってしまうんじゃ。そのふと考えた要らんことを消し去ってしまえば、もはや輪廻生死の根っこは無くなり、仏法でもっとも大切な貴重な宝物を得たことになるのじゃぞ」

と。

一念を起こしていけないのでみんみん。何も考えずに目の前のことをやっていくことが重用なのでじじじじじ・・・。

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「寒山詩」より。

おいら何しろセミです。昆虫なんです。神経ではなく外殻で出来ているので、あまり複雑なことは考えられません。今日のところは、そのものズバリをうたったこの詩を紹介させていただきましたのでみんみん。

そういえば、8月15日にホームページ休載予告をした岡本全勝さんですが、その後まったく音沙汰がありませんね。そろそろあちらもネコとかムシの手も借りないといけなくなってくるのカモ・・・。

 

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