平成28年2月9日(火)  目次へ  前回に戻る

安全な樹上で食うバナナはシアワセの味でモンキ。

しごとツラくてシアワセの味がしないんです。

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ところで今日の夕方は風強かった。

強い風の中、町中で還初道人に出会った。道人曰く、

疾風怒雨、禽鳥戚戚。 疾風怒雨には、禽鳥も戚戚(せきせき)たり。

霽日光風、草木欣欣。 霽日光風には、草木も欣欣(きんきん)たり。

はやての風吹き、怒ったように雨が降る。そんなときにはケモノや鳥も心配そうになるものじゃ。

晴れやかな日が射し、光輝く風が吹く。そんなときに草や木でさえ喜んでいるようじゃが。

―――そうですか。それでは、今日の疾風にはケモノや鳥も驚いていたことでしょう。

可見。        見るべし。

天地不可一日無和気、 天地に一日も和気無かるべからず、

人心不可一日無喜神。 人心に一日も喜神無かるべからざるを。

 これでわかるじゃろう。

 天と地の間の世界には、いつも和やかな気分がなければならず、

 人間の心には、いつも喜びの精神がなければならないことが。

和やかな気分、喜びの精神、おまえさんがこれらを持てば、ケモノや鳥も、草木さえうれしそうになるのじゃ。ニンゲンには喜び楽しむ部分が無ければならないのですぞ。

そう言い置いて道人は宵闇に消えていった。

―――そうですか。それなら、喜んでみなければ・・・。うふ、うふ、う、う、う・・・。

笑おうとしたが笑えぬ。現世がツラいのである。

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「菜根譚」前集・第六則。大爆笑とかして、この世の憂さを吹き飛ばしたいもんでガスがね。

 

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