平成27年12月5日(土)  目次へ  前回に戻る

たまには平日にもバリバリ自己主張してみたい・・・。

昨日はコドモなのに、おねえたまたちに言われるままお酒を飲まされ、ヒドイ目に・・・。

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酔ってキモチよくなって帰ってきて、ひと眠りしたお酒醒めた。

○秋冬之交、夜静独座、毎聞風雨瀟瀟、既凄然可愁、亦復悠然可喜。至酒醒燈昏之際、尤難得懐。

秋冬の交に、夜静かに独座し、風雨瀟瀟たるを聞くごとに、既に凄然として愁うべく、また、また悠然として喜ぶべし。酒醒め、燈昏きの際に至りてはもっとも懐(おも)いを為しがたし。

秋の終わり、冬の初めのころ、夜半静かにひとり座り、屋外に風と雨のさびしく吹き降る音を聞くと、それだけですさまじく寂しくなる。けれどもなんだかゆったりとうれしいような気もする。酒が醒めて、ともしびが尽きようとする時になると、もう、どう心を遣ればいいのかわからなくなる。

コドモ心にもチにたくなってきまちゅね。

今日は昼間、エッチなの見てきた。コドモなのに・・・。ほんとは毎日引きこもってご本でも読んでいたいのでちゅがね。

○閉門即是深山、読書随処浄土。

門を閉ざせば即ちこれ深山、書を読めば随処に浄土なり。

門を閉ざして引きこもってしまえば、そこは深い山中(に隠棲しているの)と同じ。

本を読んでいればそれだけで、あらゆるところに煩悩を離れた清浄な世界が存在する。

そして、

○世味濃、不求忙而忙自至。世味淡、不偸フ而閑自来。

世味濃ければ、忙を求めずして忙おのずから来たる。世味淡ければ、フを偸まずして閑おのずから来たる。

世間の味を味わうこと濃ければ(=世間との付き合いが深ければ)、多忙なんて要らない、と思っていても多忙になってくる。(A)

世間の味を味わうこと淡ければ(=世間との付き合いが浅ければ)、ひまになろうとムリしなくても、どんどんひまになってくる。(B)

のでちゅ。

よし、(B)方面にがんばろう。

しかし、どうすればいいのだろうか。

○フ中覓伴書為上、身外無求睡最安。

フ中に伴を覓(もと)むるは書を上と為し、身外に求むることなきは睡最も安なり。

ヒマなときに誰かと一緒にいたいなら、書物が一ばんいいつれあいだ。

自分の外の世界に何かを求めないようにしようとするなら、眠っているのがいちばん安心。

わかりまちたー。コドモはもう寝まちゅう。

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「酔古堂剣掃」巻四・巻五より。

え? コドモにエッチを見せる美術館は怪しからん? 

それは、 

聞人善則疑之、聞人悪則信之。此満腔殺機也。

人の善を聞けばこれを疑い、人の悪を聞けばすなわちこれを信ず。これ満腔の殺機なり。

ひとのいい話を聞けば「本当か?」と疑い、ひとの悪い話を聞けば「そうだろうな」と信じる。こんなやつは、命あるものを損なおうという気持ちで腹がいっぱいになっているのだ。

というべきものでございまちょう。

ちゃんと入口に「18歳未満入場禁止」と書いてありまちたからね。美術展的には珍ちい。

 

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