平成26年8月12日(火)  目次へ  前回に戻る

 

あと三日だが・・・もう無理だ。

どうやってこの状態から逃げ出すか考えております。明日こそ晴見埠頭の先に靴を揃えて置きまして(遺書なども置いてそれらしく偽装)、そのまま裸足で沖縄行きのフェリーに乗り込むか・・・。

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ところで、「靴」といいますと、

大兄靴、          大兄(おおえ)の靴、

靴脱鞠墜足蹉跎。    靴脱げて鞠は墜ち、足は蹉跎(さた)たり。

 大兄さまの靴につきまして。

 靴が脱げてボールは蹴り続けることができず、地に落ちた。片っ方の靴が飛んで行ったので足はふらふらする。

鞠墜猶可拾、       鞠は墜つるもなお拾うべきも、

社稷墜可如何。      社稷墜ちなば如何すべきぞ。

 鞠は落ちても拾えばいいのだが、

 国家が崩れ落ちたらどうすればいいのだろう。

手捧君靴納君足。    手に君が靴を捧げて君が足を納る。

君足一踢斃妖鹿、    君が足、一たび踢(けあ)ぐれば妖鹿を斃し、

臣手再植扶桑木。    臣が手、再び植う、扶桑の木。

 あなたの靴を拾い、やつがれの手で捧げてあなたの足をお入れする。(このとき、目と目が合いました。)

 あなたの足は、次に蹴り上げれば、あのシカの妖怪をぶっ殺すことになりましょうぞ。

 やつがれの手は、それから再び日本国という木を植え直すことにいたしましょう。

という詩があります。

この詩はいったい誰のキモチをうたっているのだと思いますか?

@   靴フェチのおやじ

A   足フェチのおやじ

B   中臣鎌足

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作者は山陽外史・頼襄「日本楽府」より。ちなみにBを選んだ人は、「妖鹿」は「蘇我入鹿」のことを指していると考えたと思います。

 

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