平成26年6月9日(月)  目次へ  前回に戻る

 

月曜日になってしまいました。なんとか一日は過ごしたが、明日から四日もどうやって生き延びられるか、まったくイメージができません。頭痛くなってくるわい。

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歯が痛いときには、

用黒豆以酒煮汁、漱之。

黒豆を用いて酒を以て汁を煮、これを漱げ。

お酒で黒豆を煮て、その煮汁で歯を洗え。

そうすれば、

立癒。

立ちどころに癒えん。

あっという間に治ってしまうだろう。

だそうですが、ちなみに王修竹という男がにやにやしながら言うことには、

某閨中嘗用之、験。

某、閨中にかつてこれを用うるに、験あり。

「わしは、この煮汁を塗って女房とやったことがあるが、えらい気持ちよかった」

とのこと。

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南宋の弁陽老人・周草窗(←おひさしぶりでっちゅ。「癸辛雑識」や「斉東野語」は最近引用していませんが、平成21年1月27日まではエース級に引用させていただいた)がその博覧した古今の事物をメモした書物「志雅堂雑鈔」巻上より。

わしのような老人には関係の無いことじゃが、いったいどこに塗ったのかね?

わははは、訊くのもヤボというものじゃ。

いひひひ。

うへへへ。

と好色な笑い声が響いてまいりそう、なオモシロイお話ですね。そうか、黒豆か。ひっひっひ。が、頭痛に効くかどうかはわかりません。

 

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