令和元年6月30日(日)  目次へ  前回に戻る

 左は「妖怪塗り絵カレンダー」、右は「どうぶつ塗り絵カレンダー」。昨日はこれを、とある学習塾に売り込みに行ってたんです。夏休みクラブで小学生低学年に配ってくれることになったんですが、コドモたちの心を打つことができるであろうか。

明日から七月、今日は夏越しの祓である。が、洞穴の中は旧暦なので、わたしどもとしてはまだ水無月ではありません。

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平日を前に、気持ちのでかくなるようなことを言いますよ。

大其心、容天下之物。 

虚其心、受天下之善。

平其心、論天下之事。

潜其心、観天下之理。

定其心、応天下之変。

その心を大いにして、天下の物を容れん。

その心を虚にして、天下の善を受けん。

その心を平らかにして、天下の事を論ぜん。

その心を潜めて、天下の理を観ん。

その心を定めて、天下の変に応ぜん。

 こころを大きくして、この世の万物を包み込もうではないか。

 こころを虚にして、この世の善きものをすべて受け入れようではないか。

 こころを公平にして、この世の事件について議論しようではないか。

 こころを沈めて、この世の理法を観察しようではないか。

 こころを安定させて、この世の変動に応対していこうではないか。

明日からこんなふうに、出来るといいのですが・・・。

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清・金纓「格言聯璧」巻一「存養篇」より。最近調べ事があって久しぶりで「格言聯璧」を引きずりだしてきました。しかし探し物はなかなか見つかりません。

 

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