平成30年11月4日(日)  目次へ  前回に戻る

やる気のないドウブツはぶた藩に来い。藩もやる気無いけど心配するなでぶー。右上にひよこ忍者たちが見張っているが、やる気無しドウブツばかり集まってくるぶた藩の様子を見て、幕府には「ぶた藩に謀反なし」との報告がなされるであろう。くっくっく、こうやって生き残っているいくのでぶー。

ほんとは今日まで遠くに行っているはずで、更新不能となっていたんですが、すべて昨日で終わってしまったんです。

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くっくっく・・・。今日はみなさんに、成功する秘訣をお教えいたしましょう。

江海所以能爲百谷王者、以其善下之、故能爲百谷王。

江海のよく百谷の王たる所以のものは、その善くこれに下るを以て故によく百谷の王たるなり。

巨大な川や海が、何百という無数の渓谷の(水を集める)王となる理由は何かというに、大河や海は、どんな渓谷よりも低いところに位置するから、無数の渓谷の王となれるわけなのである。

のじゃ。

是以聖人欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。是以聖人処上而民不重、処前而民不害。是以天下楽推而不厭。

ここを以て、聖人、民に上せんと欲すれば、必ず言を以てこれに下り、必ず身を以てこれに後る。ここを以て聖人は上に処れども民重しとせず、前に処(お)れども民害なりとせず。ここを以て天下推すを楽しみて厭わざるなり。

この理由から、偉大な人が人民たちを支配しようとすれば、必ずコトバの上では人民たちよりへりくだり、人民たちを先導しようとすれば、必ず自分の本体は人民たちの後をついていくようにするのである。そうすれば、偉大なひとが上に居っても人民たちは重いと思わないし、前にいても人民たちはジャマだと思わない。こうして、天下は(そのひとを)応援することを楽しんで、いやがらないのである。

のじゃ。

以其不争、故天下莫能与之争。

その争わざるを以て、故に天下よくこれと争うなし。

競争しあおうとしないから、この世にそのひとと競争できるものはいなくなるのである。

くっくっく・・・。この方針で行かれれば必ずみなさんは成功いたしますぞ。

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「老子」第66章。「百谷王におれはなる!」という意気込みでも、まあムリでしょうけどね。くっくっく・・・・。

「本当に成功するなら、まずおまえからやってみろ」

とおっしゃる人がいますが、肝冷斎一族はたいていこれを実践しているのです。そして、どんどん低いところに来てしまって、もう立ち直るやる気も無いんです。まあこれはこれで楽ちんで成功です。

 

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