平成30年10月2日(火)  目次へ  前回に戻る

ぶたでさえ驚愕するといわれる、モグ、ナマケモノ、コアラのやる気の無さである。ああしかしそれこそが天の意により近いのかも知れない。

今日は頭痛が出てとにかく眠かった。会議で爆睡。もうダメだ。社会人やっていけない。

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もうダメだから、どうでもいいや。

二儀既開闢、 二儀すでに開闢し、

人乃居其中。 人はすなわちその中に居る。

易の世界では、「天」と「地」を「両儀」、これに「人」をくわえて「三才」といいます。「二儀」は「両儀」と同じで、天と地のこと。

天と地はもう離れてしまったから、

ニンゲンはみなその間に生きているのだ。

天と地は、

迷汝即吐霧、 汝を迷わしむるに即ち霧を吐き、

醒汝即吹風、 汝を醒ましむるに即ち風を吹き、

惜汝即富貴、 汝を惜(いつく)しみては即ち富貴にし、

奪汝即貧窮。 汝を奪いては即ち貧窮にす。

 おまえを迷わせるために霧を吐き出したり、

 おまえを目覚めさせるために風を吹き起こしたり、

 おまえをかわいがって富貴にしてくれたり、

 おまえから奪い取って貧窮にしたり、する。

わっはっはー。

碌碌群漢子、 碌碌(ろくろく)たる群漢子、

万事由天公。 万事は天公に由るなり。

碌碌」(ろくろく)はもとは石が転がっている様子をいい、「ごろごろ」と訳すとぴったりするようです。「漢子」は「おとこ」「野郎」。

 そこらにゴロゴロしている野郎ども、

 おまえたちは何事もお天道さまのなすがままなのだ。

うーん、すばらしい。そのとおりである。

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「寒山集」より。おいらは、天公の意のままに、石くれのようにゴロゴロし、眠いときには眠る。腹が減ったら食う。だいたいそういう生き方をしているのである。社会がおいらを弾き出そうとするならば、それまでだぜ。うっしっし。

 

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