平成28年11月13日(日)  目次へ  前回に戻る

冬の蝶にはもう滅ぶ以外に為すべきことがない。何事にも執着せず、まことに自由である。

うひゃあ。なんと明日はまた平日。恐ろしいので地下に潜ります。

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日の当たらない地下ではなく、山の中に逃げる手もありますが、

山林是勝地、一営恋便成市朝。

山林はこれ勝地なるも、一たび営恋せばすなわち市朝となる。

山の中はすばらしいところなんですが、ひとたびそこに恋着してしまうと(そこから離れられず)、町の中に暮らすのと同じになってしまう。

ものなんだそうです。

また、

書画是雅事、一貪痴便成商賈。

書画はこれ雅事なるも、一たび貪痴せばすなわち商賈となる。

書や画は風雅な趣味であるが、ひとたびそれに凝り始めると(あれもこれも手に入れたいと画策しはじめて)、商売人と同じになってしまう。

考えるに、

蓋心無染着、欲界是仙都。心有係恋、楽境成苦海矣。

けだし、心に染着無ければ欲界もこれ仙都なり。心に係恋有れば楽境も苦海と成る。

つまるところ、心に執着が無ければ、この欲望の世界も仙界の都のように感じられるし、心に引っかかる愛着があれば、快楽の境地にいても苦しみの海と感じられるのだ。

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「菜根譚」後集より。

執着はやめた方がいいみたいですよ。

 

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