平成28年10月3日(月)  目次へ  前回に戻る

台風来る前にちょっとした不注意で非常用食料を食ってしまうことが多い。

ノーベル賞の報せがまたやってきております。大隅先生おめでとうございます。が、今日は猛烈台風18号の接近にて沖縄本島・久米島が特別警報に。瞬間最大風速85m/秒というので、ちょっと地上の風とは思われない。

・・・・・・・・・・・・・

むかしの人のいうことでありますが、

南海秋夏間、或雲物惨然、有暈如虹、長六七尺。此候則颶風必発。

南海、秋夏の間、あるいは雲物惨然として、暈の虹の如き、長さ六七尺なる有り。この候あればすなわち颶風(ぐふう)必ず発するなり。

南海地方では、夏から秋にかけての時節、時に雲が荒れ果てたような姿となり、太陽の周りに「かさ」がかかって、まるで虹のようで、その長さが(地上から見て)2メートルぐらいになることがある。これが出れば、必ず「台風」が起こるのである。

なので、この「かさ」のことを

呼為颶母。

呼びて颶母と為す。

「台風かあちゃん」と呼んでいるのである。

ところが、

見忽有震雷則颶風不作矣。

見(あら)われて忽ち震雷有れば、颶風作(おこ)らず。

この「台風かあちゃん」が見えたあと、すぐにカミナリが鳴れば、台風にはならない。

怒ってカミナリ出すと収まってしまうのだ。

舟人常以爲候預為備之。

舟人常に以て候と為して、あらかじめこれに備えを為す。

船乗りたちはこの「台風かあちゃん」をしるしにして、台風のための備えをするのである。

・・・・・・・・・・・・・

唐・劉恂「嶺表録異」より。沖縄のひとは備えしてるから大丈夫だと思うけど、ヘクトパスカルは905に達しており、これは普通ではないよ。明日になれば様子がわかると思うのだが、そのころは西九州がヤラれているかも知れません。

 

次へ