平成26年7月20日(日)  目次へ  前回に戻る

←進むを知りて退くを知らざるわれらネコ海賊を知るやいなや、ニャーニャー。

とりあえず今日も休み。しかしあと一日でもう平日が・・・。

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天下賢愚営営然、若飛蛾之投夜燭、蒼蠅之触暁窗、知往而不知返、知進而不知退。

天下の賢愚、営々然として、飛蛾の夜燭に投じ、蒼蠅の暁窗に触るるがごとく、往くを知りて返るを知らず、進むを知りて退くを知らず。

この世の中、賢いひとも愚か者も、営々として務めていることは何か。

蛾は、夜のともしびに飛び込んでいく。あるいは銀バエは夜明けに光の射しこむ障子窓に何度も何度もぶつかっていく。それらと同様に、ひとびとも、行くことばかりを知っていて戻ってこようなどとは考えない。進むことばかりを思って退こうなどとは思っていないのだ。

みなさん、そうだったんですか?

みなさんは、

但知避害而就利、不知聚利而就害。

ただ害を避けて利に就くを知るも、利に聚(あつ)まりて害に就くを知らざるなり。

やられないようにして利益を得る方に回る、ということばかりを考えておられるわけだが、実は利益を得る方に集まっていると回り回ってやられてしまう、ということには考えが至らないようである。

ああ、

賢於人而不賢於身、何賢之謂也。博於物而不博於己、何博之謂也。

人より賢なるも身に賢ならざれば、何ぞこれを賢と謂わん。物に博なるも己に博ならざれば、何ぞこれを博と謂わん。

他人より智慧が回るとしても、自分がどうすればいいのかについて智慧が無いならば、智慧あるひとといえるだろうか。世の中のあらゆることをよく知っているとしても、自分のことはよく知らないなら、それはよく知っているといえるだろうか。

立派なひとはこのことをよく知っているから、

大人利害倶亡。何往不臧。

大人は利害ともに亡(な)し。何(いず)くに往くも臧(よ)からざらん。

立派なひとは、利も害も考えることはない。だからどこに行っても悪いことになることはない。

そうです。

「飛蛾蒼蠅」になっていませんか。

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五代・譚峭「斉丘子」(徳化第三)より。

また火曜日に「飛蛾蒼蠅」になるのカモ。いや、会社に行かなければ大丈夫。

 

 

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