平成24年2月1日(水)  目次へ  前回に戻る

 

2月になりましたな。

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後漢の袁起は湘(湖南)のひとである。

郷里にいたころ、お酒も飲まないのに

忽酔三日始醒起。

たちまち酔い、三日にして始めて醒起す。

突然酔っ払いはじめ、酔いつぶれて三日経って、ようやく起き上がってきた。

まだ吐く息は酒臭い。

「お酒も飲まずにいったいどうしていたのだ」

と人の問うに、にやりと笑うて答えて曰く、

与天人共飲。

天人とともに飲めり。

「天にお住まいの神仙たちと飲んでいたのだ」

と。

後、仕官して漢陽の令に任ぜられたが、昼間はいつも眠そうで、時には居眠りもしていた。なぜなら、

白日判陽、夜判陰。

白日には陽を判じ、夜は陰を判ず。

昼間は現世の事件を裁き、夜には死者の裁きを行っていた。

からだ、といわれた。これは本人も否定していなかったそうである。

在職中のある日、

忽乗雲而上天、不知所在。

忽ち雲に乗りて天に上り、所在を知らず。

突然雲に乗って空に舞い上がって行き、それからどこに行ったかわからない。

そうである。

そう記録されているのだから、単に行方不明になったのではなく、空に上るところを誰かが目撃したのであろう。

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五代・杜光庭「録異記」巻二より。

こういう話はいいですねー。あとくされも無く、心が洗われるようじゃ。ああキモチよくなった。ので、また春まで寝ます。

 

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