平成22年5月30日(日)  目次へ  前回に戻る

←これは高崎の観音さん。聖観音ですね。

唐の時代、蘇尚書は八十歳になってもなお座禅を組みに寺に来ていた。

大潙禅師、あるとき尚書の家を訪れ、尚書に望んで碁を打ち始めたが、途中で突然、

以手拍砕金面棋盤。

手を以て金面棋盤を拍砕す。

手を黄金をかぶせた(立派な)碁盤に叩き付け、これをぶっ壊してしまった。

うひゃあ。

よっぽど悔しい一手でもあったのであろうか。

尚書尋亦悟解。

尚書ついにまた悟解す。

尚書は、これによって真理を悟了した。

という。

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「雲仙散録」巻二より。

蘇尚書は何を悟ったのか。考えてみてください。ぽくぽくぽくぽく・・・・。わたくしは一応解釈を持ち合わせておりますが、文字にしたときには「そんなことわかってた」「おまえなんかに教えてもらう必要はない」「どうせ違うだろう」とみなさんの「我」が噴き出てきてもう真実で無くなるものゆえ申し上げぬ。

それにしてもすごい力ですね。カラテでもやっていたのかな。

今日はとうほぐ一の高さを誇る仙台大観音に行ってきましたので、ぶっきょう関係を記念マキコ。

 

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