令和元年10月1日(火)  目次へ  前回に戻る

「ふぎゃー!」「ふぎー!」「こういうときはリリーネコさんにお願いするんだ」

消費税の計算が楽になった!と思ったが、今日買ったものはすべて軽減税率のものばかり。がっかりである。

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食品は軽減税率なんだそうです。野菜や果物もそうなんだと思います。

ところで、

凡生果菜、必浄洗而後食。

およそ生果菜なるものは、必ず浄洗して後に食らうべし。

果物や野菜類は、そのまま火を通さずに食べるときには、必ずようく洗ってから食べるようにしなさい。

亡くなった趙徳輝老先生が、至順辛未年(1331年。この年、わたしの村で村塾を開いておられたのである)にお教えくださったことには、

嘗一婦人就山林中採筍帰。

嘗て、一婦人、山林中について筍を採りて帰る。

以前ある女性が、山に入ってタケノコを採って来たことがあったんじゃ。

このタケノコ、

覚粘如飴涎。

粘ること飴涎の如きを覚ゆ。

何やら表面がにゅるにゅるしていて、みずあめがからみついたようであった。

けれども、この女性は晩飯の準備に忙しかったので、

既剥筍、則筍殻以歯噛開、一時不暇洗盥。

既に筍を剥ぐに、筍殻、歯を以て噛開し、一時洗盥に暇(いとま)あらず。

タケノコの皮を剥こうとして、皮を歯で噛み切って開き、そのあと口を漱ぐ時間も無かったのでそのままにしていたのじゃ。

すると、

由是成孕、後産蛇妖而死。

これによりて孕を成し、後、蛇妖を産みて死せり。

(どうやら)これによって身ごもり、その後、ヘビの妖怪みたいなのを産んで、死んでしまった。

ちゃんと洗わなかったからである。

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元・孔斉「至正直記」巻二より。これはでも趙徳老先生が、コドモたちに「そこらへんのもの拾って食べてはならんぞ」と教えるために作ったお話で、どう考えてもこの女性は山林に行ってオトコと・・・なんてコドモ相手に話してもしようがありません。オトナなら喜んでくれるかも知れぬが・・・。しかし、もしも作り話ではないのだとしたら、落としたものとかすぐ拾って食べたりしているひとは、気をつけなければならぬぞ。

 

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