令和元年8月19日(月)  目次へ  前回に戻る

これと

こちらと、七つ違うところがあります。制限時間3分ぐらいで探してみよう! 夏バテしているときはこんなことでさえ疲れるのだ。

夏バテしているので会社にはいけません。と電話しなくては・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかしその勇気がないので、放っておいて無断欠勤だ。わははは。

家でごろごろしていますと、

居視其所親。  居りてはその親しむところを視よ。

(誰かが)仕事が無くて家でごろごろしているときには、そいつがどんなやつと親しく付き合っているかを観察せよ。

それによってそいつの本質が分かる。

と言われます。しかし親しいやつがいないと観察される機会もないので、楽ちんです。

富視其所与。  冨みてはその与うるところを視よ。

達視其所挙。  達してはその挙ぐるところを視よ。

金持ちになったときには、そいつがどんなやつに何を与えるかを観察せよ。

出世したときには、そいつがどんなやつをどんな仕事に使うかを観察せよ。 

ふつうは金持ちになったり出世したりしませんから観察されることはありません。

窮視其所不為、 窮してはその為さざるところを視、

貧視其所不取。 貧してはその取らざるところを視よ。

窮迫しているときには、そいつがどんなことをして生き抜いているかではなく、どんなことだけは絶対しようとしないのか、を観察せよ。(困っているのだから何でもして生き抜いていかなければならない。それでもしないことがあれば、それはそいつの矜持を表わしているのだ。) 

貧乏しているときには、そいつが何を人からもらったかではなく、何だけは絶対もらわないでいるのか、を観察せよ。(貧乏しているのだから何でももらえるものはもらうはずなんです。それでも絶対もらわないものがあれば、そいつの譲れない何かを表わしているのだ。)

貧窮のときにも手を出さない一線は、いずれそいつが出世したとき金持ちになったときに踏み込まない一線である。

・・・・・・・・・・・・・・

「格言聯璧」接物類より。貧乏になっても監視されるのか、怪しからん、と怒ってはいけません。そんなときにも自分のそんなところを磨け、という教えなんです。

 

次へ