平成28年2月23日(火)  目次へ  前回に戻る

♪溶けて流れりゃみな同じ。

今日はお酒飲んで帰ってきたので、気が大きくなっている。うっしっし。

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晋の周リ、字・伯仁

風徳雅重、深達危乱。

風徳雅重にして、深く危乱に達す。

風情や仁徳は高く、みやびやかで荘重、危機に対する洞察にすぐれていた。

といわれる立派なひとでありました。

西晋が滅びたとき亡命して東晋の建国に尽くし、尚書左僕射(しょうしょさぼくや)という宰相クラスの地位にも就いたひとですが、

恒大飲酒、嘗経三日不醒。

つねに大いに飲酒し、かつて三日を経るも醒めざりき。

いつも大酒を飲む。あるときは三日間酔ったままだった。

ために

時人謂之、三日僕射。

時人これを謂いて「三日僕射(ぼくや)」となす。

同時代人から、「三日酔いの大臣さま」と呼ばれたのであった。

わっはっは。

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「世説新語」任誕第二十三より。

・・・と言っているうちにこちらはだんだん醒めてきました。醒めると明日のシゴトがまた重圧に。

ちなみに周リさまはその後、東晋王朝を簒奪せんとした王敦に反抗して殺されましたのでございます。

 

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