平成27年8月21日(金)  目次へ  前回に戻る

ぶびー。岡本全勝さんのHPで取り扱っていただく。わたくしのような洟垂れ小僧をお気遣いいただき畏れ多い。

今週はばてました。来週からもこんな日々が続くのか・・・と思うともうムリなので、今晩荷物をまとめて山中に隠棲します。

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これは山中の風景を詠じたもの。

山中一静間。 山中は一に静間なり。

老樹皆千古。 老樹、みな千古。

白雲時下垂、 白雲、時に下垂して

忽作瀟瀟雨。 忽ち瀟々(しょうしょう)の雨と作(な)る。

山の中はしいんと静まり返って何もない。

あたりの木々はすべて千年を経た老木ばかり。

白雲がときおりこのへんまで降りてきて、

突然、しょうしょうと降る激しい雨に変化するばかり。

なのです。

これからここで生きていくのだ。さびしいが、町に暮らしていた今日までよりは心情的には豊かになれそうである。

山中にはこんな緑が。

・・・ちなみに、上掲の五言絶句、わたくしはたいへんいい詩だと思います。この詩、近代日本の誰もが知ってる有名人の作品なのですが、いったいどなたの作品でありましょうか?

答えは↓

 

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大正天皇御製。明治四十三年(1910)の作という。