平成26年10月31日(金)  目次へ  前回に戻る

寝ている間にバズーカで贈り物が届かないものか・・・。

昨日から身をくらましていました(そのため本HPも更新でず)。会社には木偶(でく)を行かせておいた。木偶は表情なく、かつ「のそのそ」とシゴトしていたことであろう。

そうこうしているうちにも世の中は動き、今日はついに週末である。何かいいことあるといいなあ。

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古代の聖天子・周の文王が太公望・呂尚に訊ねたそうな。

為天下若何。

天下を為(おさ)むるにいかんせん。

「天下を治めていくには、どうすればいいと思うかな?」

太公望は答えた。

王国富民、覇国富士、僅存之国富大夫、亡道之国富倉府。是謂上溢而下漏。

王国は民を富ませ、覇国は士を富ませ、僅かに存するのみの国は大夫を富ませ、亡道の国は倉府を富ます。これ、上溢れて下漏すと謂うなり。

王道を行って徳を以て天下を治める国では、民(人民全体)が豊かになるものでございます。

覇道を行って力によって天下を治める国では、士(軍士・役人になれる自由民)が豊かになるものでございます。

現在の勢力をなんとか保っていく国では、大夫(大臣クラスになる貴族)が豊かになるものでございます。

滅びに向かう国では、富は国家の倉庫に積みあげられていくばかりで、誰も豊かにはなりません。これこそ、いわゆる「上には溢れるも下には溜まらない」という状況でございます」

文王は頷いて、

善。

善し。

「善いことを教えてくれたぞ」

と言うた。

すると、太公望は言うた。

宿善不祥。

宿善するは不祥なり。

「善いことを聞いておいて、それをその日のうちに行わないのは、悪いことが起こる兆しともなりますぞ」

文王それを聞いて大いに頷き、

是日也、発其倉府以振鰥寡独孤。

この日や、その倉府を発して以て鰥・寡・独・孤(かん・か・どく・こ)を振せり。

その日のうちに、国の倉庫を開いて、妻無き男、夫無き女、子無き老人、親無き子どもたち(要するに社会の弱者たち)に財物を分け与えてやったのだった。

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漢・劉向「説苑」巻七より。

経済のことはあまりよくわかりませんが、日銀の異次元のバズーカでがんがんおいらたちの暮らし向きがよくなるといいですね。え? 日銀のバズーカはおいらたちに金銭を発射してばらまくわけではない?

 

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