平成26年2月13日(木)  目次へ  前回に戻る

 

今日は東日本震災のころ一緒に働いた仲間と中華。寒くて、かつお酒ちょっと飲んだので、血管だいぶ切れた。明日はもっと寒く、風雨も強いしところにより積雪もあるらしいですよ。天候や災害のことには、日ごろからいろいろと想定して対処を考えておかねばなりません。

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昨日のお話を記録してくれているのは南北朝時代の宋の皇族で、長沙王・劉道隣の子であった劉義慶ですが、このひとは名高い「世説新語」の編者でもあります。

ところで、このひと、かつて広陵の町で病のために寝付いていたことがあった。

午になって、

食粥次。

粥を食らうの次(とき)なり。

ベッドに起き上がって椀の粥を食おうとしたときのことだ。

忽有白虹入室、就飲其粥。

たちまち白虹の室に入り、その粥に就飲す。

突然、白い虹が、するする、と部屋の中に入ってきて、劉義慶の持つ椀の中に頭を突っ込むと、粥をすすりはじめた。

「おのれ!」

義慶、

擲器於階。

器を階に擲つ。

椀を庭に降りる階段に向けて投げつけた。

すると、白虹の頭は椀とともに庭に出ていき、次いで、ぶるぶると

遂作風雨声、振於庭戸。

遂に風雨の声を作し、庭戸に振るえり。

今度は激しい風と雨の音をさせながら、戸外の庭でに大いに震えていた。

雨・風はあらしのように部屋の中まで吹きこんできたが、

良久不見。

やや久しくして見えず。

しばらくすると雨は止み、虹の姿はもうどこにも無かった。

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ああ、おそろしい。みなさんは明日の帰宅時の大雪も想定しなければなりませんが、虹が昼間部屋に入ってきて一緒に飯食い始めたらどうするか、も常日頃から想定しておかないといけません。唐・李亢「独異志」より。

 

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