平成24年4月18日(水)  目次へ  前回に戻る

 

3月から食事量を減らしているので、いつもいつもハラ減って低血糖気味なのです。なのに、体重だけはまた増える。もう心不全で苦しいのに、その上に増えるんです。全く理解できない。

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明の大文人・王世貞(←1526〜1590.弇州山人、鳳洲と号す。後七子の一人。彼の「詩は盛唐」の説は、我が国の江戸文学にも大きな影響を及ぼした)によりますと、

河南副使の某は、ある日、地元の有力者(「豪紳」)の家の宴会に呼ばれ、たらふく食うたのだそうである。

帰酔飽甚。

帰りて酔飽すること甚だし。

家に帰ってきた後も、たいへん酔っており、また腹いっぱいな様子であった。

ところが、しばらくすると家人を呼び出し、

「腹が減った」

と言い出した。

家人が

「有力者の家でたらふく飲み食いしたのではありませんか」

と言い返すと、

「ほかのものを食ってはもったいないと思い、とにかく肉ばかり食っていたのだ。

肉雖多、不使勝食気。

肉多しといえども、食気に勝(た)えしめず。

肉はたくさん食ったが、どうも腹ごたえが無い」

そして、

有米乎。

米有りや。

「コメは無いか」

と言い、自ら厨房を探して、

量之得五升、作飯、噉至尽、乃就枕。

これを量りて五升を得、飯と作して、噉(くら)いて尽くすに至り、すなわち就枕せり。

五升のコメを探し出し、これを飯に炊かせ、すべて食べつくしてから、ようやく寝た。

そうである。

王世貞は自分の文集の中で、このことを近来まれな壮挙として称賛している。

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清・姚之駰「元明事類鈔」巻三十一より。

若いころなら飯の五升ぐらい食えたかも・・・。今はこんなに我慢しているのに、若い時と同じぐらい肥っているのである。無念だ。

 

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