肝冷斎観タマ記29−11(平成29年11月3日〜)  表紙へ戻る  観タマ記29−10に戻る

わーい、晴れた晴れたよー。

平成29年11月3日(金)  表紙へ
1000(1215)〜1249  明治神宮外苑野球場
東京六大学フレッシュトーナメント三位決定 立教大学対早稲田大学戦
立教  000 020 230    7
早稲  200 001 200    5
PF 不明  1B 不明

久しぶりで野球を見せてもらう。やっと雨の降らない週末が来たのだ。
来週再来週の神宮大会は寒くなりますが、今日はまだあたたかいぞー。

1320〜1538  明治神宮野球場
東京六大学フレッシュトーナメント決勝 立教大学対早稲田大学戦
明治  000 003 010    4
法政  000 001 100    2
PF 深沢  1B 萩原

前半はすばらしい投手戦だったんですが、明治和田の3ラン、タイムリー4打点で明治が勝った。何人かすばらしい選手がいました。
こっちからも観る。ちなみに温玉入り天ぷらうどん食った。うまかった。

平成29年11月4日(土)  表紙へ
1300(1330)〜1547  上谷総合公園野球場
首都大学野球リーグ 一部二部入替第一戦 桜美林大学対明星大学戦
桜美大  000 000 400    4
明星大  010 000 100    2
PF 不明  1B 不明  2B 不明  3B 不明

久しぶりで縁故車(←愛ではなく縁故によって所有しているためにかく言う)に乗って出かけました。「上谷野球場」というので初めての球場だと思ってワクワクしていったら、BCリーグで使っている「鴻巣フラワースタジアム」のことでした。一部最下位の明星の佐渡投手がよく抑えていたのですが、七回四球とバントヒット2本で満塁になったので、「替えたらダメだ」とわしは言っておるのに替えてしまい、内飛・外犠飛で同点になって二死一三塁から、三番楢原がライナーで右越え3ラン。明星は5安打ながら10四死球で何度か満塁のチャンスがあったのですが二回のスクイズ、七回の代打・鎌田のタイムリーの二点だけであった。
明日どうなるのか心配ですが、明日は横浜の日体大グラウンド、おいらは今夜は北に流れていくぜ。
久しぶりで天ぷら弁当だぜ。カロリーが気になるところ。右側のおじさんの頭も気になるが。
七回、3ランをぶち込んで迎え入れられる楢原。
なんだか暗くなってきて照明塔も点けたが、試合終了と同時にかなりの雨が降ってきた。

この晩、日本シリーズ第六戦、ふだんはテレビないんですが今日はホテル宿泊でテレビ観戦、八回一点差になったが九回一死で終わったと思ったら、そこから内川同点ホームラン、サファテ3イニング引っ張って十一回に2四球→併殺とれずCS1stステージからの疲労が出てきたのでしょう。

平成29年11月5日(日)  表紙へ
1559(1559)〜1843  明治神宮外苑野球場
東都大学野球リーグ 一部二部入替第一戦 日本大学対駒澤大学戦
日本大  300 000 000    3
駒澤大  000 300 20X    5
PF 福寿  1B 秋山  2B 牧野  3B 川合

4時開始ですがこの時期はすぐ暗くなって、三回あたりからはナイターとなった。
入替戦は上の部の最下位のチームが出てくるので、どうしてもあまりいい試合にならないんです。初回、日大(一部最下位)はボテボテ内野安打、2四球→内野ゴロだと思ったのに一二塁間を抜けてしまったタイプの右前打、犠飛、で3点とったのに、2回以降8安打しながら無得点。一方、駒澤の5得点、投手自責点はゼロ。しかも投手はがんばった、とも言い難い。四回は3四死球で一死満塁、一ゴロで本塁封殺→捕手からの一塁転送が悪送球になって一点、残った二死二三塁から中前テキサスヒットで同点。七回は一死二塁からのバントを投手が捕って一塁悪送球(打者走者に当たった)で決勝点が入ってしまった。
明日はどうなるのか心配ですが、明日は朝から三部四部入替戦、午後二部三部、さらに夕方から今日の第二戦があります。ヒマなひと、あるいは志ある人は観に行ってください。
神宮名物コロッケにソースべたべたに漬けて、食うぜ。オトコの食い物だぜ。
日が暮れる。そういや一昨日から三日も休んでいたんだ。明日は平日なんだった。
月が出てきました。
試合終了。

平成29年11月11日(土)  表紙へ
1103(1220)〜1314  明治神宮外苑野球場
第四十八回明治神宮野球大会高校生の部 二日目第二試合 中央学院高校対明徳義塾高校戦
中央  000 000 030    3
明徳  210 200 00X    5
PF 丹澤  1B 堀越  2B 市川  3B 増山

わーい。今年もいよいよ神宮大会。これでもう野球おしまい。
千葉中央学院の大谷投手がいい、ということでした。明徳が前半毎回ぽこぽこ打っていたのだが終盤はランナー出なくなってしまったのでやはりいい投手なのだろう。その大谷のすごいライナーの2ランなどで八回に2点差まで追いついたが、そこまででした。
昼間はあたたかいんだけどね。天ぷら弁当食います。風に行く神々の足音さえ聞こえそうな空ではござらぬか。

1344〜1612  明治神宮外苑野球場
第四十八回明治神宮野球大会大学生の部 二日目第一試合 環太平洋大学対慶應義塾大学戦
太平  001 000 040    5
慶應  000 000 001    1
PF 北村  1B 秋山  2B 牧野  3B 高橋

環太平洋大はほとんど毎年観るが、いつも小粒だが実にいい野球をします。今年のチームは特段にいいように思いました。守りに守って、八回は失策とボークの一死二塁から4連打で一気に試合を決めた。九回裏、慶應岩見(楽天2位指名)の最終打席が左前タイムリー。慶應スタンドが「若き血に」をやっている間に、試合終了・・・。
日が沈んでまいりました。岩見の最終打席。この直後レフトにタイムリー。
試合終了直後、環太平洋側に座っていたロマンスグレーのかっこいいブレザーのおっさんが、どうやら六大学の慶應以外の大学の関係のひとのようなのですが、
「こんな名も無い大学に負けるような大学が六大学の代表になってはダメなんだ!恥を知れ、慶應!出場辞退すべきだったんだ!」
と突然怒鳴り出して、みんなイヤーなキモチになった。野球観に来たんじゃないなら、はやく帰れ。東京のやつはこんなやつばかりなのか。

1641〜1909  明治神宮外苑野球場
第四十八回明治神宮野球大会大学生の部 二日目第二試合 名城大学対九州共立大学戦
名城  102 004 000    7
九共  300 120 011X   8
PF 元雄  1B 青木  2B 宮田  3B 萩原

名城のノーヒッター栗林投手と九州共立の強打線の、前評判高い試合で、ワクワクしたが、ほんとにオモシロかった。
一回裏、一死一二塁、栗林の140キロ台のストレートを片山が強振したら高々と左翼に騰がり、風に戻されたり流されたりして左翼手がフェンス際でおろおろしていたが、最前列のどすんと落ちた。第二打席は栗林がストレート(147!)で三振とった。同点になって九共が勝ち越して、五回裏、二死一塁の片山、今度はライトにライナーで放り込んでしまった。これはびっくりしました。もうこのあとの二打席は片山は無走者でも敬遠になってしまいました。
しかし片山のホームランのあと、さらに2安打で二死一三塁にいて一塁ランナースタートさせてダブルスチールかけて、しかし一塁ランナーが正直に二塁でアウトにされてしまって、なにやら変な感じになり、六回表2四球、2安打で同点、さらにライトに上がったフライが万歳三塁打になってしまい、名城勝ち越し。
そのあとは九共の拙攻もあり栗林が立ち直ってこのままいくか、という気もしたのですが、八回裏に平良がセンターオーバー、バックスクリーンにライナーで飛び込むホームラン。これもびっくりした。
九回表は二死二塁から吉浦がすごいピッチャーライナー打ったが久保が摑んでガッツポーズ。逆に九回裏は一死満塁から、望月(←ドラフト特番で貧困家庭を立て直すためにプロに行こうとしていたが、指名無くて全国津々浦々に名の知れてしまったやつ)がすごいピッチャーライナーを打って、これを坂倉が弾いて、拾い直してホームに投げたが間に合わなかった。
どちらのチームもキャラが立っていて、特に九州共立は、これは九州の伝統ですが、野球が下手。しかしすばらしい。こんなオモシロいのが野球である。
こちらに移動。寒くなってきましたよ。いつもお世話になっているSS氏親子と合流。
五回裏、投手は来年のドラフトの目玉の一人といわれる栗林。打者は九州のおかわり片山(腹のだぶつきは本家以上)、ネクストバッターズサークルはドラフト番組で家庭崩壊が報道されて一気に有名になった望月。この直後に片山がライトにホームランぶちこむ。
乱闘しているわけではありません。望月の投手強襲サヨナラヒットで試合終了直後。いやー、いいもの見せてもろたわー。

平成29年11月12日(日)  表紙へ
1121(1220)〜1328  明治神宮外苑野球場
第四十八回明治神宮野球大会高校生の部 三日目第二試合 静岡高校対日本航空石川高校戦
静岡  210 102 000    6
石川  000 001 003    4
PF 不明  1B 不明  2B 不明 3B 不明

一昨日の対日大三戦での殺人スライディングによる捕手潰し事件で、全国のアマチュア野球ファンの憎しみを集める日本航空石川が敗退しました。まるで誰かにそれまでガマンさせられたかのように九回裏になって突然反撃を始め、4連打で二点差まで追いかけましたが、それ以上は許されてないかのように凡打していった。案外、審判のみなさんのゲームコントロールもあったりしますからねー。
青い空の下で野球を観る喜びは、これが今年最後になるのであろう。
空の下でシウマイ弁当を食うのもこれが最後か。また来年、こんな日が来ればいいのだが・・・。

1359〜1618  明治神宮外苑野球場
第四十八回明治神宮野球大会大学生の部 三日目第一試合 東洋大学対富士大学戦
東洋  112 014 0    9
富士  000 010 0    1 (七回規定によりコールド)
PF 上野  1B 船山  2B 岩崎  3B 御手洗

東洋のそつのない攻守が富士を圧倒した形になりましたが、富士も一回裏無死から中前打で出塁した嘉瀬が直後に牽制死、という流れがなければもう少し違ったカモ。東洋の五番原澤が五回、六回に二打席連続ホームラン。大会何人目という大記録らしいです。
日曜日の無情の日が沈む。

1648〜1909  明治神宮外苑野球場
第四十八回明治神宮野球大会大学生の部 三日目第二試合 星槎道都大学対創価大学戦
道都  000 001 000    1
創価  000 000 000    0
PF 清水  1B 佐伯  2B 川合  3B 水沼

創価・杉山、道都・福田という大学球界を代表するレベルの投手同士の投げ合い、すごい投手戦になりやがった。今日は寒いし、途中で帰ろうかと思っていましたが、この展開では帰れません。
六回表、ワイルドピッチで道都が先制、福田がそのまま投げ切った。創価の七回の代打攻勢とか応援とか熱いものがありましたが、終わった。急に寒さが身に染みてきた。
第四試合がはじまったころ。寒さを試合終了まで感じないぐらいの熱戦。

ああ、この二日間、野球ばかり観ていたが、なんと明日はもう月曜日。楽しい夢から覚めさせられたばかりのように茫然と帰り支度をするおいらは、近くに座っていた年金生活と思われるじじい二人が「また明日」と別れて行ったのを見て、羨ましいと思うほかなかったのであった。
神宮球場とはこれで今年はお別れだ。本当にお世話になりまちたー。

平成29年11月16日(木)  表紙へ
1912(2040)〜2341 東京ドーム球場
アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 日本代表対韓国代表戦
韓国  000 400 000 3    7
日本  001 002 001 4X   8
PF チ  1B チュワン  2B スー  3B フェン

今夜は野球がある、と思うだけでなぜだか昼間をニヤニヤして過ごせる不思議さよ。
試合はスコアをみると熱戦ですが、どちらもU24の若い選手どうしということもあってかいろんなミスがあったように思われます。九回裏の韓国の投手がストライクが入らなくなって京田の押し出しで同点、十回表はタイブレークに又吉がまったく対応できずに3失点、しかしその裏上林の3ランで同点、二死から西川安打→盗塁→外野が前に出てきて田村の中越サヨナラ打で試合終了。
しかしまあ野球はオモシロかった。だが、日本メディアのために新たなコンテンツを作るためであろう、韓国方式応援を半ば取り入れて「11球団のチアガール一人づつ」を内野で踊らせていたのは、みなさんはもちろん
「よかった
「すばらしい☆」
「ステキ!!」
と思いますよね。しかし、わたしは野球を観に来ているので「勘弁してよ」と思いました。なお廣島カープはチアガール制度を導入していないのでどうせなら「黒子くん」連れてこいやと思ったが、全国レベルではあのセンスは理解されないのだろう。
屋内なのだがだんだん冷えてきた。11球団チアー代表。
10回裏、上林同点3ラン! 前のひとが立ち上がって喜んでいたので写ってしまったのである。
サヨナラ打を打った二塁ベース上の田村の回りに集まって喜ぶ。青いのは韓国のライトのひと。打たれた投手が泣いていたが、明日台湾に勝って日曜日にまた日本か台湾に勝てばいいだけだ、と宣どんよる監督はニヤニヤしているであろう。

平成29年11月17日(金)  表紙へ
1903(2030)〜2230 東京ドーム球場
アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 韓国代表対台湾代表戦
台湾  000 000 000   0
韓国  000 001 00X   1
PF 名幸  1B 吉本  2B 杉本  3B 小林

どちらも4安打、打ちません。台湾の中では王柏融が二塁打打ったり四球選んだり、傑出した打者だということがわかりました。
台湾の応援方法が韓国化していることがわかりました。一部埼玉ライオンズのチャンステーマ使っていた。
台湾で二年連続四割という王柏融。来年もしかしたら日本で見られるかも。
内野席で踊る台湾のへそ出したち(「ベースボールガール」とか言ってました)

平成29年11月18日(土)  表紙へ
1841(1828)〜2245 東京ドーム球場
アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 台湾代表対日本代表戦
日本  010 020 311   8
台湾  000 000 002   2
PF ユン  1B チョ  2B キム  3B オー

今日は外村の日だった。それにしてもなんでこんなに試合時間長くなるのか(投手交代が頻繁だから、だが)。昨日より30分試合開始早いのにこんな時間に(涙)。海外出張の準備できないよー。
外崎の先制ホームランに興奮するひとびと。

平成29年11月19日(日)  表紙へ
1811(1818)〜2140 東京ドーム球場
アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 日本代表(1位)対韓国代表(2位)戦
韓国  000 000 000   0
日本  000 132 10X   7
PF チュワン  1B チュワン  2B フェン  3B スー

韓国のU24では田口は打てませんでした。七回3安打ゼロ封。まともに打たれたのはキムハソンの左中間2ベースぐらいか。その次の打席では見逃がし三振にとってて、ひざ元に食いこんで来るタマ、キムはボールと自信を持って判断したんでしょうが・・・。
今日も外村と西川がボコボコ打った。西川はホームランまで打たせていただく。MVPは外村で、100万円もらっていた。青森の実家のリンゴ収穫の話題振られるがたいへん落ち着いて答えていた。
東京ドーム今年最後のしうまい弁当である。
表彰中。しかし韓国はみんな20歳前後のやつばかり。宣銅烈は何年か先を考えているのだろう・・・。

さて、これで今年の野球は全部おしまいです。みなさんいろいろありがとうございました。東京ドームもありがとうございました。また来年も来たいなあ。

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