肝冷斎観タマ記22−03(平成22年3月13日〜)  表紙へ戻る  観タマ記21−10に戻る

←うまかった。

平成22年 3月13日(土)  表紙へ     
1301(1255到着)〜1602  東京ドーム球場
オープン戦 北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ戦
千葉ロッテ     000 100 000   
北海道日本ハム   001 060 01X   

 主審:中村  一塁:秋村  二塁:津川  三塁:橋本

とうとう春になりました。また一年生き抜いて春を迎えたわけだ。ここまでくればもう一声、来週のパ・リーグ開幕まで生き抜きたいものです。
ハムの先発:ダルビッシュ、千葉の先発:成瀬はいずれも開幕投手の含みか。しかし成瀬は五回にボコられてこの回だけで6安打に味方失策二つもからんで6失点。まずい感じでした。ダルビッシュはいい感じでした。
その他、四回、千葉の四番の金泰均がライナーの一発、いかにからくり球場とはいえ左翼最上段140メートルは度胆抜かれる。ただし、このホームラン以外の打席は一度もまともにバットに当っていないので、この一発もダルビッシュの撒き餌でしかないのかも知れません。
千葉のルーキー荻野貴がいい動きをしていました。六回には中前打をはじいて失策したり、突っ込みすぎて二塁打にしたり失敗の連続でしたが、まあOP戦だしいいかあ、と思われた。
zニオカ、稲葉、里崎、大松、福浦、糸井、小谷野、金子誠などみんなさすがという感じ。ハム中田が先発レフト、3回表には二死一二塁から荻野の左前打で二塁走者里崎を本塁補殺、6回にも荻野の左邪飛もフェンス際でよく捕ったりしていた。ただし打撃はダメダメでした。
千葉ロッテは8回に薮田登場。一失点。ハムは九回に木田登場。この二人は「さすが」という感じでありませんでした。
今日は以上。試合は何にも面白みなかったけど、とりあえず帰宅後も興奮気味。
←東京ドーム前。
←始球式。なんたら、という男女ペアの芸人さんの女のひとがやっていた。

平成22年 3月14日(日)  表紙へ     
1300(1249到着)〜1542  横浜スタジアム
オープン戦 横浜ベイスターズ対オリックスバファローズ戦
オリックス  000 020 100   
横浜     300 100 02X   

 主審:木内  一塁:橋本  二塁:村山  三塁:中村

今季初の青空の下での観戦となりました。陽が当っているうちは暖かくて気持ちよかった。
ベイスターズはOP戦初勝利だそうです。あたたかいので1万8千ぐらい入ったようですが、みなさん大喜びでした。
この両チーム、公式戦はじまると(強くなるかどうかはわかりませんが)昨年までとは「違うチーム」になりますよ。予言しておきますよ。
特にベイスは(中継ぎの一部を除けば)まったく違うチームみたいに見える。先発野手のうち昨年もいた選手が、内川、村田、吉村、下園の四人だけだ、というのだからすごい違いである。佐伯さんの出番などあるのだろうか、と心配してしまいます。
今日のびっくりショーは、七回表のT岡田の篠原(彼もベイスに来たのですね)からのホームラン。スコアボードの上部に命中した。バックスクリーンまで行くのは年に1〜2本見ますが、上半分に命中したのははじめてみた。岡田がすごいのか、昨年以上に跳ぶボールなのか、篠原・橋本のバッテリーがすごいのか、のいずれか、あるいは相乗効果でしょう。
そのほか、小山田が153キロ出してたのも(スピードガンの故障でなければ)びっくりですが、途中出場のオリックス田口のセンター守備、七回、早川(彼もベイス)の左中間へのフライをランニングキャッチしたのはすごかった。正直「いいもの見せてもらった」と思いました。
欄外:記憶から消えないうちにどうしても書き付けておきたいこと。元ベイス、オリックスの古木格闘家らしきひとが三塁側で観戦しておられた。また、わたくしの後方にいた男女連れの会話を盗み聞きしたところでは、男性の知り合いのベイスファンのひとはたいへんなベイスファンらしく、生まれた娘に「まるは」ちゃんと名づけたそうである。
←まるはちゃんのお兄ちゃんは「大洋くん」かな?
←これは磯子の運河。美空ひばりさん生家の近く。そして、おそらくハコさんの「ヨコハマ」の舞台になった場所と推定される。要するにディープ・横浜の景観の一つである。

平成22年 3月20日(土)  表紙へ     
1303(1245到着)〜1541  西武ドーム球場
パシフィック・リーグ戦 埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ戦
千葉ロッテ  000 010 000   
埼玉西武   000 000 20X   

 主審:橋本  一塁:柳田  二塁:柿木園  三塁:佐藤

とうとう開幕戦です。お天気もよく、西武ドームは満席状態。多数の立ち見も出た。
東尾修氏の始球式。「いしだー!」という野次が飛ぶ。ひとの親として考えれば如何なものであろうか、と心配になるが、そういえば東尾氏は今年殿堂入りしたんでしたね。
先発は涌井・成瀬の横浜(←ベイスターズにあらず)OB対決である。
試合としては千葉ロッテが押し気味に進めた。相変わらず球数の多い涌井から、三回無死満塁、五回一点をとってなお一死一三塁とビッグチャンスがあったが、三四番がダメダメで逸機の連続であった。なぜそうなるかというと、(前評判どおり)西岡がたいへん調子いいのである。今日は3安打。しかも塁に出ると走り回る。一方で三番・井口、四番・金泰久がひどい状態なので逸機してしまうのですね。特に金は四三振でした。
一方成瀬は六回二死まで一失策だけの準完全状態。この回抑えるとワクワクしてくるかな、というところでしたが、高山が初安打。さらに七回にはナカジマ、ブラウンにソロを食らって逆転された。かわいちょう。
西武・九回はシコースキーが登場。右腕ぐるぐるで両チームのファソは興奮したのです。
しかし劇場は無く、三者凡退で終わりました。
日向みかん当たった。
それにしても、よく五ヶ月も野球なしでがまんしていたものである。
←開幕セレモニー中。左端の方の小さな白い<型が両チームの選手ども。右側の白いのはライオンズが日本一になった年に生まれたひとたちが運んできた星みたいな幕状のもの。

平成22年 3月21日(日)  表紙へ     
1303(1250到着)〜1601  西武ドーム球場
パシフィック・リーグ戦 埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ戦
千葉ロッテ  000 100 100   
埼玉西武   010 000 00X   

 主審:佐藤  一塁:川口  二塁:柳田  三塁:柿木園  

今日の始球式は井上善夫氏。わたくしが生まれたころの投手ですね。西鉄ライオンズという彗星の光芒の最後尾を飾るエースであった。ご存命で何よりです。彗星の核であった稲尾氏が生きていたら当然稲尾氏を呼んでいたと思いますが、あちらから呼ぶわけにはいかんですからね。
先発は帆足と渡辺俊介。昨日と逆のような展開で、西武が初回二死二三塁(←これは二死一塁からの中村の左中間の当たりを回りこんで前でとって栗山を三塁に釘付けにしたセンター荻野貴のファインプレーが効いたのである。荻野は守備範囲広いので見てて楽しい)、二回一点とったあとの二死一二塁などを逃しているうちに俊スケが立ち直り、五回、GG佐藤が井口の打球を後逸して二塁打にしてしまった後、大松のタイムリーで同点、七回無死からまた大松に決勝のソロホーマーが出てマリンがリード。八回は俊スケが二死までとったあと出てきた服部・伊藤がのそのそしたが何とか0点で抑え、九回は藪田が抑えた。
←今日も試合開始。
←昨日は立ち見も出ていたが、今日は内野自由は空席目立つ状態に・・・。

平成22年 3月22日(月)  表紙へ     
1301(1510到着)〜1620  西武ドーム球場
パシフィック・リーグ戦 埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズ戦
千葉ロッテ  032 000 035  13
埼玉西武   000 001 010   

 主審:柿木園  一塁:橋本  二塁:川口  三塁:柳田

今日は所用があって二時間遅れで七回裏二死、で到着したのです・・・が、なんとそこから70分間に9点も観た。8分に1点の割合ですから、かなりの高密度であった。
今岡の安打を観た。サブローのホームラソを観た。土肥(投手)の押し出しも見せてもらいました。
ライオンズはまったく打てないですね。成瀬、俊スケ、唐川、と名前を見れば三試合で5点でもしようがないか・・・と思えてしまいますが、三人とも素晴らしかった、というわけではないですから、もうちょっと、特に中心選手である一番・三番・四番が打たないとねー。
また金曜日まで野球ないのか・・・と思うとさびしいです。この三日間はほんとに幸せでした。日当たりのいい日々であった。今日の間に終末が来れば何とシアワセだったことでしょう。週末まで、
ハコさんの歌に守られて耐える。  

平成22年 3月27日(土)  表紙へ     
1300(1250到着)〜1524  鎌ヶ谷ファイターズスタジアム
イースタン・リーグ戦 北海道日本ハムファイターズ対東北楽天イーグルス戦
東北楽天     000 000 000   
北海道日本ハム  000 001 00X   

 主審:長井  一塁:牧田  二塁:村山  三塁:鈴木

試合は2時間24分、あっという間にすんだ。すかすか、というより、むしろ爽やか。ブラウン野球のように粘りの無い攻撃を両チームが繰り広げたのである。ハム吉川、楽天藤原両先発とも右打者膝元へのクロスファイヤーと外側への抜いた球(チェンジアップだと思いますが)で組み立ててくるまったく同じタイプのサウスポーで、そこそこ見ごたえあった。
鎌ヶ谷はカービー、カービーと女コドモがうるさいのが玉に瑕になってきましたが、ネット裏上部で野次を飛ばしているじじいどもの野球知識も地上波放送の解説者の言っていることを繰り返しているだけだからダメだな。「でぶ」とか「棒切れじゃなくバット持ってこい」など秀逸な野次はあるものの。鎌ヶ谷ハム応援団の応援歌のセンスとフランクフルトの毒々しい旨さは健在でした。今日は食べなかったが、カレーライスも美味いんですよ。
帰ってきてから久しぶりでナカジマミユキさんの「吹雪」聞いたらやっぱりコワかった。ハコさんの歌に守ってもらって眠ることにします。
←鎌ヶ谷スタジアム。左下端に禿頭のひとが見えますが、このひとは上記の「じじいども」ではなく物静かに見ておられました。
←さくらが咲きかけ。

平成22年 3月28日(日)  表紙へ     
1300(1250到着)〜1626  千葉マリンスタジアム
パシフィック・リーグ戦 千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ戦
北海道日本ハム 301 010 000   
千葉ロッテ    001 100 103x   

 主審:橋本  一塁:柳田  二塁:白井  三塁:丹波

今季初マリンですが、とにかく寒かった。
マリン先発の「御殿場の不良信号機」こと小野晋悟が、4回3分の2を9安打4四死球、ついでに2失策で5失点。四回表の一死満塁からの一二塁間の当たり、井口のファインプレーでゲッツーが無ければもっとひどいことになっておったことでしょう。
それにしてもスピードスター西岡は大当たりですね。今日も4の4の1四球で出塁率10割、七回はライトポール際に2号ソロホーマー(←ビデオ判定となった)、最終回も武田久から右翼線二塁打、最後は金泰久の中前打でサヨナラのホームに帰ってきた。
ハムはみんなそこそこ投げていたのですが、武田久がやられてしまいました。今日は仙台で西武のシコースキー、ナゴヤで広島の永川がサヨナラ食らったようですが、あと二人は「ああそうか」ですが武田久だけは「な、なんですと?」という感じですね。
なお、今日の出し物中の注目度ナンバー1は、坪井VS今岡の指名打者対決でしょう。坪井5の2・2打点、今岡3の0でした。今岡は左翼ポール際に「あわや」のファウルがあったのが最大の見せ場。
ちなみに試合前、Mフラッシュと称する半裸の女性たちが戦国バサラをモチーフにした「和」の舞いを見せておりましたが、コンセプトにたいへんな乱れがあるような気がします。だいたい西岡、今江、里崎らを中心とした殺伐としたチームカラーのマリンに「和」なんて似合わないというか有り得ない―――
←マリンに来ました。
←マリンに入りました。寒かった。
←この真下で観ていた。

平成22年 3月30日(火)  表紙へ     
1800(1950到着)〜2057  東京ドーム球場
オープン戦 北海道日本ハムファイターズ対オリックスバファローズ戦
オリックス     051 010 010   
北海道日本ハム  010 000 300   

 主審:丹波  一塁:川口  二塁:柳田  三塁:山村

今季初ナイターになります。六回裏から観戦。715チケットで入る。二階席はやはり開けてくれてなかった・・・。
ハム・高口の3ランを観た。八回、ハム左翼中田の補殺(左前打で二塁走者を本塁憤死せしめるやつ)観た。彼は守備の動きはよくなったですね。送球はもとからいいらしいですが。
神宮でも試合をしているのですが、とにかく寒いので屋根の無いところには行けません。

平成22年 3月31日(水)  表紙へ     
1800(2005到着)〜2053  東京ドーム球場
オープン戦 北海道日本ハムファイターズ対オリックスバファローズ戦
オリックス     000 000 003   
北海道日本ハム  010 000 001   

 主審:山村  一塁:鈴木  二塁:川口  三塁:柳田

野球は最後まで観ないと損します!
と思いましたね。あるいは「一点では勝てない」ということでもある。
クローザーを武田久からウルフに変更したファイターズですが、そのウルフが九回表に連打で無死一二塁になり、T岡田にレフトスタンドに逆転3ラン。
ぶびび〜。
さらにその裏、バファローズのクローザー・レスターは一死後、糸井に四球、小谷野右前打、zにおか左前打で、一点差になってなお一二塁、ここで代打・坪井の打球はセンター後方へのライナー、
うひゃああああああああああ―――――――坂口があ、背走、背走、背走して、なんと捕ったああああ!二死になって代打・村田は一ゴロ、で試合終了。
興奮した。おもしろかった。
(しかし、実は八回の裏から九回表のT岡田のホームラソまで仕事関係の電話できちんと観れなかった。不快。悔しい。まあもう●めるんだからいいけどね)
岡田彰布監督400勝とのこと。おめとうごます。

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