肝冷斎観タマ記20−3(3月1日〜)  表紙へ戻る  観タマ記20−2−2に戻る

←長崎稲佐山より九州生活最後の夕日を望んだのである。

平成20年 3月 1日(土)  表紙へ     
1300(1347到着)〜1615  長崎県営球場Nスタジアム
オープン戦 東北楽天ゴールデンイーグルス対千葉ロッテマリーンズ戦
千葉ロッテ  002 000 004   
東北楽天    000 004 000   

 主審:不明 一塁:不明 二塁:不明、三塁:不明

引越しもせずに見に来るのはどうも罪悪感があったのですが、一度は観てみたい球場だったので・・・。
←浦上にあるNスタジアム全容。確かに立派な球場であった。
試合自体は、公式戦ならものすごくオモシロい試合だったのですが。
先発は楽天・田中、千葉・成瀬。
楽天・小山からマリンが二本の2ランで最終回ひっくり返した。
こどもにからむじじいがいた。落合監督のロッテ選手時代の打撃フォームを教えてやる、といってバッティングフォームの真似みたいなことしていた(あまり似ていない)。それから、投球フォームも教えていた。二イニングぐらいしつこく教えていたので、こどものおやじに追われてどこかに消えて行った。この日の長崎地方はあたたかく、日の光もさんさんと降り、トランペットと太鼓の音もあり、そして空の下でやきうをしているのだ。このようなじじいが出現してもいたし方は無い、と思われた。
シコースキーがまたロッテにいたのが印象に残った。
←中はこんなの。かっこいい。自然芝ならもっといいのですが。

平成20年 3月 2日(日)  表紙へ     
1300(1250到着)〜1616  広島市民球場
オープン戦 広島東洋カープ対埼玉西武ライオンズ戦
埼玉西武  330 000 000   
広島東洋  003 010 001   

 主審:佐藤 一塁:橘高 二塁:丹波、三塁:山本

←新規加入選手紹介中。松山がポーズをとる、非常に些細ながらもパフォーマンスした。そういうことが許されるチームになったんだなあ、と感慨あり。ブラウン監督のおかげだと思う。
上京の行きがけの駄賃に観てまいりました。広島東洋の先発・前田健が初回は二本のホームラン、二回は三安打に二死球で二回六失点降板。もう一度のチャンスはもらえるか。しかし西武はそのあと3〜9回は無安打。打撃コーチは何しとるんや、の感じですね。カープは天谷がよかった。眼窩底骨折の赤松ももう出てきてヒット打った。ネ申は5打席無安打でしたが、この時期出てくるだけでよしとせねばならん。一塁まで全力疾走しているので足はそこそこいいのでしょう。緒方が代打で出てきてヒット打った。永川が伝え聞いているほどにはひどくなかった。制球より、フォークを一球も振ってくれてなかったので、やはりどこかで球種がバレているのでしょう。今年投げるようになったスライダーが三球ぐらいあったが、とりあえずストライクはとれていた。
←前田ネ申(5打数0安打)
←緒方鬼(代打で安打)。九回出てきたときは拍手多く、引○記念試合みたいだった。

ちなみに今年は広島市民球場最後の年ですが、「カープうどん」が50円値上がっていた。おばちゃんに「50円上がった分、量ぐらい増やしてよ」と明るく声をかけたら、
「石油があがって容器があがって小麦があがって粉があがって天麩羅があがって・・・何でもかんでもあがったけえ、しようがない」
と怒られたです。
食ってみると量は減ったように感じたのですが。毒々しい辛さがちょっとマイルドになった感じも。まだ食べたことないひとは一度は食い、なんとなしの不条理の味を味わってみるといいです。

平成20年 3月 9日(日)  表紙へ     
1300(1310到着)〜1610  明治神宮野球場
オープン戦 東京ヤクルトスワローズ対埼玉西武ライオンズ戦
埼玉西武   034 100 000   
東京ヤクルト  100 000 110   

 主審:不明 一塁:不明 二塁:不明、三塁:不明

神宮球場が変わった、というので調べに行きました。
←こんな人工芝になっていた。
←ポール際は105メートルになった。でも、三回中島が右翼ポール際にホムラソ打った。
今年は何故だか埼玉西武をよく観ています。ブラゼル、よく飛ぶ。カブレラみたいになるんかも知れん。今日は、江豚のホームランも観た。なお、西武の石井一、岡本信、ヤクルトの福地など、FAがらみの選手がたくさん出てきていたです。
そうそう、五十嵐亮太を久しぶりで見た。九回表、打者三人を三者凡退(二三振)で抑えました。ただし、ストレートと思われるのは138キロが3球、140が2球あったあの球だと思うので、むかしの五十嵐とはずいぶんイメージ違った。マウンドでものそのそ(堂々としている、と言った方がいいのか)して見えた。打席でどう見えているのかはわかりませんので、通用するかどうかはわかりません。
←帰りがけに寄った高橋是清邸跡の一画。コワい系で有名なスポットなのですが、二・二六事件の惨劇を思い描かなくても、こんな石像が何体もあるのでコワいです。

平成20年 3月16日(日)  表紙へ     
1300(1320到着)〜1540  千葉マリンスタジアム
オープン戦 千葉ロッテマリーンズ対横浜ベイスターズ戦
横浜     000 200 030   
千葉ロッテ  001 000 300   

 主審:石山 一塁:柳田 二塁:井野、三塁:津川

あたたかくて、きもちよかった。
昨日はジョニー黒木の引退記念試合だったらしいが、今日は一回の表を今年入団の唐川が三者凡退で抑えた「らしい」。今日についても「らしい」というのは、二十分遅刻のせいで見逃した、からです。(T_T)
マリンの新外人アブレイユを見た。玉速かった。川崎は四球がらみで三失点はいただけませんでした。またシコースキー出てきた。九回を抑えたが、少しくあぶなっかしかった。
あぶなっかしかった、といえば、ベイスタのクローズをしたマットホワイトもアブナっかしかった。打撃では石井ブタローが2安打(うち三塁打1)が目立った。守備では、ベイスタ途中出場のレフト大西が風の計算を間違って福浦のフライを二塁打にしてしまったのと、その直後の今江の左前打を、今度は弾いて打者走者の二塁進塁を許した(ワンヒットワンエラー)のが目立った(悪い方で)。いい方では、マリン途中出場のセンター南がいい守備していたです。特に八回表の吉村の中犠飛(犠牲「ライナー」とでもいうべきいい当たりだったが)に対して、あやうくブタローを本塁で刺しそうになったのがよかったです。ショートバウンドを捕手・橋本が押さえきれず、クロスプレーにならなかった。また、西岡が(打撃はまったくダメですが)三遊間のゴロを数度アウトにしていたのが印象的でした。「三遊間の地獄谷」という古い古い表現を思いだした。
パ・リーグはあと四日で開幕ですよ。ああ、なんだかわくわくしてきた。開幕までは生きてみたい。ちなみにわたしは良識派なので、アメリカのチームとジャイとハンチソについては何もワクワクしないです。
←あまり関係無いのですが前日に散歩した王子神社(東京都北区)。
←あたたかいのでオロカモノどもが多く集まった。
←OP戦最後ということで、バレンタイン監督があいさつし、選手がサインボール投げ込むイベントあった。

平成20年 3月22日(土)  表紙へ     
1300(1315到着)〜1530  西武ドーム球場
パ・リーグ 埼玉西武ライオンズ対オリックスバファローズ2回戦
オリックス  000 000 000   
埼玉西武  110 011 02X   

 主審:山本 一塁:栄村 二塁:丹波、三塁:白井

すごくどきどきしながら行ったんです。
待ちに待った公式戦の開幕シリーズ。地元の西武は渡辺新監督初勝利なるか。予告先発は石井一。天気のいい土曜日のデーゲーム。
なににどきどきしたか、といいますと、
今から行って切符が残っているだろうか。
という不安感であったのです。
西武球場駅に着きました。降りるひとはそんなに多くはいません。それはそうだ、試合開始を十分ほど過ぎている。こんないい天気の日に、試合開始に遅刻するようなやつがそんなに多くいるはずはない。
改札を出ました。
ダフ屋さんは出ているか。ひとりもいません。もしかしたらすべて売り切れているのか・・・。当日券売り場には誰も並んでいません。やっぱりダメか・・・と思いながら当日券売り場に行きますと、誰も客いないのに二十ぐらい窓口が開いている。まだ売っているようです。内野自由と内野指定Bでかなり値段の差がありますが、自由席は混んでいるだろう、と思ったので、指定にしました。座席の混雑具合によっては後部通路で立ち見もいたし方ない・・・。
と思って、入ってみると・・・
アゼンとするほど客少なかった。
しばらくキツネにつままれたような気がするほどでした。
所沢の原野にはキツネやタヌキがまだまだいてもおかしくはないですからなあ。
しかし、本当に客はいなかったのです。
メジャーが来ているからかデーブがコーチになったからか何だか知らんが、これはエラいことだと思う。本当に誰にも振り向いてもらえなくなってきている。NPBの崩壊がひしひしと迫っているのを感じた。
試合はスカスカで西武のホームラン3本とか石井の好投とか見所は少しはあったが、オリックスが何にもしないので二時間半で終わってしまいました・・・が、試合内容は、もうどうでもいいや。開幕第二戦の土曜日でこの客の入りか、と思うとほんとに暗澹としてきた。選手の権利とか一リーグ制とかきょじんとかはんちんとか星○ジャパンまんせーとか、ほんとに馬鹿なことばかりやっていたからどうしようも無く、なってきているのだな、とわしは花粉にくしゃみしながら思うた。
←証拠写真
←すかすかで早く終わったので狭山不動にお参りしてきた。

平成20年 3月23日(日)  表紙へ     
1300(1310到着)〜1541  横浜スタジアム
オープン戦 横浜ベイスターズ対広島東洋カープ戦
広島東洋  023 001 000   
横浜     000 000 001   

 主審:渡田 一塁:佐々木 二塁:本田、三塁:敷田

日が当たるところにいると、暑かったです。観客は16,761人と発表されていました。くそ高い内野に2500円で入れるからお客さんが来たのでしょう。シーズンに入ってからもこんなに来てくれる、とは思ってはならんぞ。
カープ先発のルイスは初めて見たが、テークバックが小さくて玉は速いので、これは打ちずらいでしょう。打撃がいいのもわかりました。打席での姿がおそろしく雰囲気ある。緒方が好調のようです。
ベイスターズは七回まで工藤が投げていたので、工藤クラスになると何か意図があって打たれているのかも知れんので講評は差し控える。打者では小関、金城、石井豚らは好調の模様。仁志がルイスにはまったく合ってなかった。
←よく入っているです。
←動きのあまり無いホッシーたち。湘南シーレックスのベックは芸があるのですが、イースタンはもう開幕済みだから、今日は平塚に行っているらしい。
横浜の町は、廿年も暮らしていたので懐かしく、試合後は新聞博物館を見学した後、フランス坂からワシン坂へ歩いてみた。たいへん趣味のよいあたりだから、こぎれいな方々がたくさん散策していた。このあたりにおいらほどのニンゲンが二十年も孤閨(←笑)をかこって暮らしていたのか、と思うと不思議な感じさえする。ワ○○○病院の○○科で夜な夜な患者の叫び声が聞こえるとかなんとか囁いていたなあ・・・。山手駅前商店街のお気に入りのカツどん食って帰ってきた。うまかったです。
←ワシン坂よりベイブリッジを望む。十数年前、ここから横浜大花火を見ていた。今のカミさんと一緒になる前だ。(←虚言癖出た)

平成20年 3月29日(土)  表紙へ     
1230(1230到着)〜1420  雁の巣球場
ウエスタンリーグ 福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズ戦
中日        000 000 000   
福岡ソフトバンク   020 000 000   

 主審:山本 一塁:土山 二塁:坂井、三塁:水落

雁の巣まで行ってきました。雁の巣まで行ってウエスタンを観てくるひとは、東京にはあまりいないのではないか、嘘ではないか、と思うかも知れませんが、また虚言癖が出たのではありません。所用があって福岡まで土曜の朝の飛行機で行ったのですが、所用はその午前中に終わったので、しかたがないので雁ノ巣に行ったのです。
←飛行機に乗った証拠。富士山。
←しかも山頂付近。
ソフトバンクの投手が和田毅、ドラがパーフェクター山井、というのも虚言ではありません。和田は2安打で完封してしまいました。2安打はともにドラの指名代打・井上によるもの。それ以外のやつらではバットに当たるか当たらないか、の状態でした。山井は吉川に2ラン打たれた。ソフトバンクの四番は小久保でしたな。
西武ドームの公式戦よりはたくさん(のような気がするほど)ひとが来ていた。
←よく入ってました。この球場で外野に入れてもらえたのは初めて。

次へ