逃亡先から。
腹減斎です。ツラいので逃亡中。それにしても肝冷斎はどこに消え失せたのか。
逃亡中の岩窟の中からなのであまり本格的な更新ができません。非本格的にやります。
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唐の時代のことですが、潙山霊祐禅師のもとに仰山慧若というぼうずが入門してきた。
ある日、二人で牧場のウシの世話をしながら、潙山禅師が言う、
此中還有菩薩也無。
この中にまた菩薩有りや無きや。
「おい、このウシどもの中にも、やはりぼさつはいるのかいないのか?」
仰山は間髪を入れずに答えた。
有。
有り。
「いますよ」
你見那个是。試指出看。
なんじ那个(なこ)を見て是とすや。試みに指出し看よ。
「ほう・・・。おまえはどいつをぼさつだと思っているのか? ちょっと指さしてみてくれんか」
仰山はまた間髪を入れずに言った。
和尚擬那个不是。試指出看。
和尚、那个を擬して是ならずとすや。試みに指出し看よ。
「お師匠さまは、どいつがぼさつではないと思ってらっしゃるのか。ちょっと指さしてみてくださいよ」
「ぶー」
潙休去。
潙、休め去りぬ。
潙山は黙ってしまった。
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「聯灯会要」巻八より。ちょっと気まずくなってツラかったかも。